循環器内科

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カテーテル血管治療

X線透視下でカテーテルを用い治療を行う手技をインターベンションといいます。当施設では、頭の血管を除く他の血管のカテーテル治療(頸部、冠動脈、腹部および四肢)はすべて行うことができます。特に冠動脈(狭心症、心筋梗塞)の治療を主体に行っていますので、経皮的冠動脈形成術は年間約180件程施行しています。

1)経皮的冠動脈形成術(PCI)

2)末梢血管インターベンション(EVT:endovascular treatment)

3)実績

2020年度

経皮的冠動脈形成術(PTCA、
ステント留置、ロータブレーター)
四肢の血管拡張術
血栓除去術
経皮的シャント拡張術
血栓除去術
ステントグラフ内挿術
181例 32例 65例 5例

不整脈診療

1)電気生理学的検査

体表面から記録する通常の心電図によってわかる心臓の拍動の様子には限界があり、心臓内部の電気活動を正確に把握することにより、洞結節不全症候群、房室ブロック、上室性頻拍、心室頻拍、心室細動などの危険な不整脈を判別できます。それによりカテーテル治療、ペースメーカーの必要度や薬の処方など、治療方針の決定に役立ちます。

2)心筋カテーテルアブレーション

心筋カテーテルアブレーションとは、経皮的に電極カテーテルを心臓内の標的部位に挿入し、電極カテーテルと体表に装着した対極板との間で高周波通電を行い、頻拍の原因となる異常興奮部位を選択的に焼灼して不整脈を治療します。
カテーテルアブレーションは非薬物治療法の代表的な治療法で、治療が成功すれば、抗不整脈薬を服用する必要がなくなり、治療効果は通常永続的です。対象となる疾患は心房細動などです。
当施設ではカテーテルアブレーションに力を入れ年間約130件程度行っています。

下段の図はアブレーションに使用するカテーテルとその時のX線写真です。

3)植込みデバイス治療

植込み型ループレコーダー:
原因不明の失神を繰り返す場合に皮下に植込み失神時の心電図を記録する医療器具です。
ペースメーカー:
徐脈(脈が正常より少ない状態)による症状を改善する医療器具です。
埋没型除細動器(ICD):
不整脈による突然死を予防する医療器具です。
両心室ペーシング機能付き埋没型除細動器(CRT-D):
不整脈による突然死の予防と心不全の治療を行う医療器具です。

4)実績

2020年度

電気生理学検査
(EPS)
カテーテルアブレーション
(Ablat)
ペースメーカー
(新規/交換)
ICD/CRT-D他
(新規/交換)
7件 134件 104件 12件

5)受診日

担当医表
外来区分 時間
担当医 午前 熊谷
(予約)
熊谷
(予約)

円城寺
(予約なし)
午後   熊谷
(予約)
熊谷
(予約)
     

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